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子どもたちがお気に入りのぬいぐるみを力いっぱい笑顔で抱きしめている姿は、とてもほほえましいものですよね。
でも実は、布団と同様に人と密着頻度が高いぬいぐるみには、たくさんのダニが潜んでいます。
気づかないうちにダニと遊んでいるということになりかねません。
大切なわが子には、ダニ被害にあうことなく、思い切り遊ばせてあげたいのが親心。
この記事では、ぬいぐるみのダニ対策についてすぐできて確実性の高い対処法をご紹介します。
洗濯は生きているダニ駆除と死骸やフンなどのアレルゲン対策も同時にできるため、効果的なダニ対策です。
おもちゃのダニ対策は『おもちゃや玩具箱のダニ対策』にまとめてあるので、そちらを参考になさってください。
タップできる目次
ぬいぐるみの洗濯前にしておく準備と注意点
まず最初に、ぬいぐるみを洗濯する前にしておくべき準備と注意点をご紹介します。
ぬいぐるみの材質によっては、洗濯と乾燥は大敵。
特にお気に入りのぬいぐるみだと、洗濯前に念入りに確認しておくべきです。
ぬいぐるみ洗濯前の注意点から解説します。
ぬいぐるみが洗濯できるかどうか確認する
ぬいぐるみを洗う前に、ぬいぐるみに付属しているタグをよく確認しましょう。
「水洗い不可マーク」の記載があると洗濯できません。
デリケートな生地や毛足の長いぬいぐるみは、傷んだり、変形や肌触りが悪くなったりすることもあります。
洗濯に強い作りをしているか、毛が抜けやすくないかなど、直接触っての確認が必要です。
水洗い不可マーク以外に洗濯できないぬいぐるみの特徴をまとめました。
- アンティークや特殊加工がされたもの
- 電池や機械系のもの
- 革製品のぬいぐるみ
洗濯できないぬいぐるみは、部分洗いにとどめておくと安心です。
ぬいぐるみ置き場のダニ対策で紹介している通り、普段の置き場で対策してください。
70℃以上の熱湯につけてダニを死滅させる
ダニ退治は、弱点である「熱」と「乾燥」を利用するのが効果的。
60℃以上で加熱することで、ダニを死滅させることができます。
ただ、ぬいぐるみの繊維に絡みついたダニに浸透させるためには70℃以上の温度がベストです。
ダニは熱に弱いため、洗濯後に加熱しても効果はあります。
しかし、死んだダニがぬいぐるみの繊維の中に残りアレルゲンの原因に…。
最初に熱を加えてダニを殺した上で、洗濯すれば死骸やフンごと除去できます。
乾燥機やコインランドリーはぬいぐるみの変形の可能性あり
乾燥機やコインランドリーもぬいぐるみのダニ駆除には効果的です。
ただ、威力が強いのでぬいぐるみによっては変形する可能性があります。
お気に入りのぬいぐるみだった場合、子供にはショックですよね。
コインランドリーの乾燥に向かない代表的なぬいぐるみをまとめてみました。
- 体のパーツ部分に接着剤があるもの
- ウール
- 皮
- 機械が埋め込まれたもの
- 中綿にパイプやポリエステル以外の素材を使用したもの
目や鼻といった樹脂パーツも、高温で傷まないものかどうかもあわせて確認すると安心です。
洗えるぬいぐるみを洗濯してダニを退治する方法
洗濯表示を見て、洗える場合は自宅で洗った方がお金もかからず経済的です。
まずは、洗えるタイプのぬいぐるみの洗濯方法をご紹介します。
洗濯前にぬいぐるみの装飾品を外す
ぬいぐるみを洗濯する前に、取り外せるものは外しておきましょう。
ものによっては洗濯や水で劣化したり、錆びてしまう恐れがあります。
簡単に外せないものは仕方ありませんが、洗濯前に子供に話しておくといいですね。
最初に話しておけば、ぬいぐるみに万が一のことがあった時でも安心です。
70℃以上の熱湯でぬいぐるみをつけ置きする
先にお話した通り、ぬいぐるみを洗濯する前に熱湯につけ置きします。
つけ置きする理由は、生きているダニを完全に死滅させるためです。
基本的には50℃以上の熱湯なら、ダニは死にます。
ただ、ぬいぐるみの毛の奥深くに潜んでいる場合は殲滅しきれないので注意。
確実にダニを殲滅してから、洗濯に移るのがポイントです。
手洗いでぬいぐるみを洗濯する場合のやり方
洗濯機を使わず手洗いでぬいぐるみを洗濯する場合は、洗面所でOKです。
中性洗剤を使ってオケ等でもみ洗いをしてください。
洗剤の浸透をよくするため、水よりもお湯を使った方が効率的です。
あまりゴシゴシこすると、痛むものもあるので適度に洗いましょう。
洗濯機でぬいぐるみを洗濯するやり方
材質上問題がなさそうなぬいぐるみは、洗濯機を使った方が時短になります。
洗濯機を使う時は、必ずぬいぐるみをネットに入れてください。
ネットに入れないと、痛んでしまうことがあるので注意が必要。
ネットにさえ入れておけば、極端に痛んでしまうリスクは減らせます。
脱水まで一緒にやっておきましょう。
ぬいぐるみの洗濯後はしっかりと乾燥させる
ぬいぐるみを洗濯し終わったら、一番大事なのは乾燥させることです。
洗濯することで、ダニの死骸やフンなどのアレルゲンは除去できます。
ただ、洗濯して放置しておくと湿気がたまり、カビや臭いの原因に…。
せっかくダニが死んでも、また繁殖してしまう可能性があります。
洗濯で形崩れしてしまうこともあるので、洗濯後は形を整えてください。
くしでブラッシングしてあげると、毛が絡んだり手触りもよくなります。
干す時も形が崩れないように、洗濯バサミは使わず平置きで干すようにしてください。
ぬいぐるみは乾燥に時間がかかるため、乾燥には時間をかける方が確実です。
自宅で洗えないぬいぐるみのダニ駆除方法
ぬいぐるみの材質によっては、自宅で洗えないものもあります。
家で洗えないタイプのぬいぐるみは、洗濯以外の方法でダニ駆除をしましょう。
3つの方法をご紹介しますが、長期的にダニ殲滅に効果があるのはダニ捕りシートです。
効果が高い対策から順に解説していきます。
ぬいぐるみ置き場にダニ捕りロボ(シート)を設置しておく
ぬいぐるみ置き場を決めて、その下にダニ捕りシートを設置して捕獲する方法です。
専用の箱を用意して、そこにダニ捕りシートを貼り付けるだけ。
一番簡単で確実なダニの予防策として、我が家でも愛用しています。
いろんな商品がありますが、ダニ研究20年の実績があるダニ捕りロボが人気です。
- 設置して数ヶ月置いておくだけ
- 死骸を残さずアレルゲンなし
- 誘引剤は食品添加物のみ
シートは3カ月を目安に交換しましょう。
ぬいぐるみ置き場の中に設置するだけなので簡単。
ダニの死骸が残ることもなく、完全に退治することができます。
6月などダニが繁殖する前に設置しておくと効果的です。
パックで買っておくと布団やソファーなど、いろんなところに使えてお得に使えます。
実際6ヶ月間使ってみたので、素直な感想もまとめてみました。
ぬいぐるみにスチームアイロンの温風を当てる
100℃近い高温スチームの照射も可能なスチームアイロンは、ダニ退治に大きな効果を発揮します。
ただし、スチームを当てる際にはぬいぐるみの作りをよく確認しましょう。
- ウール
- 皮製品
- 機械が埋め込まれたもの
そして、洗濯の時と同様に水分の残りは禁物です。
スチームを当てた後はしっかり乾燥し、掃除機で死骸を吸いとってください。
ぬいぐるみをクリーニングに出す
自宅の洗濯機に入らない大きなぬいぐるみや、色落ちしやすいぬいぐるみのダニ退治に活躍するのが、コインランドリーです。
自宅の洗濯とそれほど変わりませんが、威力が強いのでやり方はしっかり覚えておきましょう。
- タグと作りを確認する
- 毛布でくるみ、洗濯ネットに入れて固定する
- デリケート洗いを選択する(表示がある場合のみ)
- 掃除機で吸い取る
スチームと同じく、材質によっては傷んでしまう可能性があります。
そして、毛布にくるんでから、きつめの洗濯ネットにいれて固定するようにして洗えば、ドラム当たりを和らげて、ぬいぐるみの劣化を防げます。
忘れがちですが、取り出した後には必ず掃除機がけをしてください。
時間がない場合は、宅配クリーニングを利用すればぬいぐるみのダニ対策も可能です。
リナビスは、洋服だけでなくぬいぐるみでもクリーニングができます。
集荷も無料なので、コインランドリーに行ってる時間がない方は試してみてくださいね。
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ぬいぐるみにダニがつく原因
頻繁に触って遊ぶぬいぐるみは、ダニにとっては好条件がそろった最高の住まいです。
ここでは、ダニがぬいぐるみに発生する原因を解説します。
手汗やよだれなどダニが好む餌が多い
ダニは豊富な餌に加えて、気温と湿度の好条件がそろうと、家の至る所に発生します。
手汗やよだれなどはダニの好物で、温度・湿度とそろったところに、餌として条件に加われば、ぬいぐるみはたちまちダニの温床に。
- 気温:20~30度
- 湿度:55~80%
- 餌:人間のフケ、アカ、又は食べカスなど
暖房性能が優れた現代では寒い冬場でも、ダニは季節に関係なくいつでも繁殖できるようになりました。
年間を通してダニが発生しやすい環境なので、特に手汗やよだれは清潔にしてあげましょう。
保管場所に湿気がたまりやすい
ぬいぐるみにダニがつくもう一つの原因は、ぬいぐるみの保管場所がダニにとって過ごしやすい環境で、餌もあるからです。
具体的には、気温20~30℃、湿度55%以上で、餌となる汚れやほこりがある場所が大好き。
ぬいぐるみを押し入れやクローゼットに端から端まで詰めて収納していると、通気性が悪くなり、湿気がたまります。
もともと開閉頻度が少なく、風通しの悪いクローゼットは湿気がこもりがち。
ダニの餌となる汚れのついたぬいぐるみを保管するには、悪条件が重なっています。
こまめに換気したり、除湿対策グッズを置くなどの工夫をしましょう。
関連 リビングに潜むダニを退治する方法と対策
ぬいぐるみのダニの予防・対策
ぬいぐるみをこまめに洗濯しても、室内にダニが多く潜んでいたら本末転倒です。
普段から、ダニをぬいぐるみに寄せ付けない環境作りをしましょう。
私がよくやっているダニ予防策をご紹介します。
埃をためすぎないように定期的に掃除する
ほこりの多くは衣類、寝具やカーテンなどから抜け落ちた繊維です。
ダニにとっては、ほこりは湿気を含みやすく、最高の居場所。
さらに、ほこりの中にはダニの餌が豊富に含まれています。
- 人間のフケ
- アカ
- 食べカス
特に、食べカスは気づかないうちに落ちているので、注意が必要です。
ダニが寄り付くほこりは、日頃からこまめに掃除をして、ためないように気を付けましょう。
ぬいぐるみを清潔な状態に維持する(中性洗剤・重曹使用)
ぬいぐるみは子供がよく触るので、一度きれいにしてもその効果は長く続きません。
使い終わった後に掃除して消毒すれば大丈夫ですが、普通そんなことしませんよね。
そこでおすすめなのが、少し汚れてきたら掃除するという習慣です。
できるだけ手間をかけずにきれいにするために、私がよくやる方法は2つあります。
- 中性洗剤で拭く
- 重曹パックする
汚れが目に見えてきたら、まずは中性洗剤をタオルなどに含ませて拭きましょう。
重曹パックはビニール袋にぬいぐるみを入れて、重曹を中にふりかけます。
全体になじんだら、15〜20分くらい置いて終了です。
重曹は静電気作用があるため、ダニの駆除にも効果があります。
つけ置きしたら、最後についている重曹の粉を掃除機で吸い取ってください。
ぬいぐるみを天日干しして湿度を下げる
たまにぬいぐるみを天日干しにするのも、ぬいぐるみのダニ抑制に効果があります。
天日干ししてダニを殺すことは難しいですが、ぬいぐるみを乾燥させてダニが居づらい環境にすることは可能です。
風を当てることで、ぬいぐるみの中の繊維にも除湿効果があります。
いつも遊んでいるぬいぐるみの場合は、ちょっとお買い物へ行っている間などにベランダに干しておきましょう。
ダニよけスプレーをかけて保管する
置き場で保管する時は、ダニよけスプレーをかけておくと効果的。
市販のダニよけスプレーは、物によって殺虫成分や防腐剤が含まれています。
そのため、赤ちゃんや小さい子供がいる家庭には不向きです。
Amazonでオーガニックのダニよけスプレーが売っています。
臭いは好みがありますが、成分的に安心なので試してみてくださいね。
窓を開けて部屋に風通しする
ダニを予防するには、ダニが嫌いな環境をつくるのが一番です。
窓を開けて、室内にフレッシュな空気を取り入れましょう。
特に、加湿や冷暖房などの空調を効かせて就寝した日の朝は、換気が大切です。
風通しすることで空気のよどみも改善し、ダニが大好きな湿気がこもりにくい環境になります。¥
ぬいぐるみのダニ退治【まとめ】
ダニは私たちの身近な存在で、放っておくと喘息や鼻炎などのアレルギー症状を発症させる原因となります。
- ぬいぐるみで遊んだ後、かゆみがでる
- 見慣れない刺され痕がある
- 咳やくしゃみが止まらない
毎日遊ぶぬいぐるみは、つい忘れがちですが、一番目を光らせておくべき場所です。
ダニ退治は死滅させるだけでなく、駆除後の死骸もしっかり取り除くのが鉄則です。
お気に入りのぬいぐるみは、こまめな手入れをすれば、長く使うことができるので試してみてくださいね。