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「久しぶりにエアコンのスイッチを入れたら、カビ臭い風が出てきた」という経験をされたことがあるでしょうか。
エアコンのクリーニングはついつい忘れてしまいがちですよね。
汚れたエアコン内部は、カビにとって条件の良い環境です。
この記事では、エアコンのカビ対策とその原因をまとめました。
今すぐ解決できる裏技などの役立つ方法をご紹介しますので、最後までお付き合いくださいね。
タップできる目次
エアコンのニオイを今すぐ消したい時の裏技
エアコンのニオイは定期的なお手入れで対策することができます。
実は、時間をかけて掃除をしなくても短時間でエアコンのニオイを消すことができます。
エアコンのニオイを今すぐ消したい時の裏技として有効なのは次の方法です。
エアコンのニオイを消す裏技4ステップ
- 部屋の窓を全開にする
- 冷房のスイッチを入れる
- 設定温度を16度にする
- 1時間運転する
できるだけ低い温度で冷房運転することにより、ニオイの原因が結露水に溶け込んで室外機に運ばれ、排水管から排出される仕組みです。
窓を全開にしているので、空気中に漂っているニオイの原因はエアコン内部には入ってきません。
1時間でエアコンのニオイを消せる裏技は根本的な解決策ではないので、完全にエアコン内部の汚れを取り除くためには掃除またはプロによるクリーニングが必要です。
根本的なカビ退治にはエアコン内部の掃除が必要
裏技を使っても数日以内にエアコンのニオイは再発します。
ニオイの根本的な原因であるカビを退治するためには、エアコン内部の掃除が必要です。
自分で掃除する方法とプロに依頼するべき場合を紹介します。
エアコンを自分で掃除する方法
まずは、自分でできる範囲でエアコンを掃除しましょう。
エアコンを分解しなくても、本体表面や取り外せるパーツは家庭で掃除できます。
エアコンの掃除を始める前にコンセントを抜いておきましょう。
エアコンのカバーを取り除くときに部屋中にホコリが舞ってしまわないよう、表面にたまっているホコリやゴミをやわらかい布や雑巾で取り除いてください。
アルコール・ベンジン・シンナーは素材を炒める可能性があるので使わないようにします。
では、エアコンを自分で掃除する方法を紹介します。
エアコンの掃除方法
- エアコンカバー・フィルター・ルーバーを取り外す
- たまったホコリを掃除機で吸い取る
- 水洗いする
- 水+洗濯用中性洗剤で洗って水ですすぐ
- フィルターをしっかり乾燥させる
ルーバーの取り外しが難しいようであれば、無理せず拭き掃除を行います。
ほとんどの場合、お掃除機能が掃除できるのはフィルターのみですから、掃除は必要です。
エアコン内部などの見えないところでカビやホコリが大量にたまっている可能性があります。
どんなエアコンでも定期的なクリーニングが必要であると意識しておきましょう。
エアコンの内部洗浄はプロに依頼するのがベスト
エアコンの内部洗浄はプロのハウスクリーニング業者に依頼するのがベストです。
家庭で内部洗浄するために洗浄スプレーを使う手もありますが、奥の汚れまでは落とせません。
また、洗剤や汚れを洗い流すことができず、間違って基盤やセンサーにスプレーをかけてしまうと火事になる恐れもあります。
プロはエアコンを分解して、家庭では洗浄できない奥の汚れを専用の道具と洗剤を使って落としてくれます。
なかなか自分でエアコンを掃除する時間が取れない、自分で掃除できないくらい汚れ方がひどいというときにも早めにプロに頼むのがおすすめです。
エアコンの臭い再発を予防する方法
エアコンの内部洗浄を行うと、しばらくはカビ臭いと感じることがなくなります。
しかし、エアコンを使用している限りは気づかないうちにホコリがたまり、カビ臭さが再発するものです。
カビ臭いエアコンの原因となる『ホコリをためない4つのニオイ再発防止方法』をご紹介します。
運転停止前に1時間以上送風運転する
冷暖房運転を行った後すぐに電源を切ると、結露ができた状態で放置されることになります。
結露が溜まった湿度の高いエアコン内部は、カビにとって最高の環境です。
電源を切る前に、1時間以上送風運転をしてください。
エアコン内部の水分を乾燥させて電源を切れば、カビが生えにくくなり、ニオイの再発を防止できます。
使わないシーズンも月1で送風運転する
エアコンを主に使うのは夏の暑い時期と冬の寒い時期です。
エアコンを使っていない時期でも、部屋の空気中に含まれているホコリはエアコン内部に入り込み、カビにとって居心地の良い空間を作り出してしまいます。
そのため、使わないシーズンでも最低月1回は1時間以上の送風運転を行ってください。
エアコン内部に入り込んだホコリを放出させることが目的です。
エアコンから放出されたホコリを部屋中に舞わせるのではなく、外に出すために部屋の窓は全開にしておきましょう。
こまめにフィルター掃除をする
エアコンのフィルターは家庭で掃除できるパーツです。
ホコリが詰まりやすいフィルターを長期間放置しておくと、たまっていくホコリを栄養源としてカビが繁殖します。
フィルターは月に1回のペースでこまめに掃除してください。
エアコンフィルターの掃除方法
- フィルターを取り外す
- オモテ面からホコリを掃除機で吸い取る
- ウラ面から水を流す
- 歯ブラシでホコリをオモテ面に掻きだす
- 水洗いをする
- タオルで水気をふき取る
- 日陰で完全に乾燥させる
エアコンフィルターはウラ面からオモテ面に向かって空気を送りだしています。
ほこりや汚れもウラ面からオモテ面に向かって出すようにするとスムーズに掃除できます。
こまめに部屋の換気をする
エアコンがカビ臭くなる原因であるホコリや汚れは、部屋の空気中にあるものです。
部屋に蔓延しているタバコの煙や調理時の油煙などが入り込むと、エアコン内部に汚れとして染みつき、カビを繁殖させます。
エアコン内部を汚さないために1日に4~5回、5分程度の換気を行ってください。
湿度が高まるとカビにとって快適な環境になるため、湿度の低い12時から16時の間に換気するのがポイントです。
エアコンがカビ臭くなる原因
エアコンがカビ臭くなる原因は、内部でカビが増殖しているからです。
エアコンの温度・湿度・ホコリがカビを増殖させるポイントになります。
エアコンを運転すると熱い空気と冷たい空気の触れ合いにより結露が生じ、水滴がエアコン内部に残ります。
残った水滴が高い湿度の原因となり、カビにとって最高の環境となるのです。
カビは家の中のホコリ、キッチンの油汚れやタバコのヤニなどどんな汚れも栄養分とします。
定期的にクリーニングを行わなければカビにとって心地よい環境が簡単にできてしまうのです。
エアコンのカビによる悪影響
エアコン内部に増殖したカビは、私たちに悪影響を及ぼします。
カビ菌を含んだエアコンの送風は、赤ちゃんの健康に被害を及ぼす可能性があるので注意しなければなりません。
また、カビはエアコンを故障させることもあります。
赤ちゃんに健康被害を及ぼす
カビを含んだ空気を吸い込むことは体にダメージを与えます。
カビが赤ちゃんに与える健康被害
- アトピーなどの皮膚トラブルを引き起こす
- 咳やくしゃみなどのアレルギー症状が出る
- 小児喘息・マイコプラズマのリスクが高まる
エアコンの風によって部屋に放出されるカビは、赤ちゃんの皮膚に付着してかゆみを引き起こす原因となります。
カビを吸い込み、咳やくしゃみなどの症状が悪化すると深刻な病気につながってしまうかもしれません。
もちろん大人も影響をうけますが、赤ちゃんや小さい子供は大人よりも免疫力が低く症状を発症しやすいのです。
アレルギー症状が現れていないか注意し、心当たりがあれば早めにエアコンのカビ対策を行いましょう。
エアコン故障のリスクが高まる
エアコン内部のカビはエアコンを故障させるリスクがあります。
エアコンの冷暖房効率や稼働率はエアコン内部の汚れに影響されているからです。
エアコンの中でカビやホコリが詰まると、空気を吸い込む力と送り出す力が弱くなるのです。
エアコンには、室内温度を感知して自動で運転と一時停止を行うサーモ機能があります。
カビやホコリの影響で風量が弱くなると、なかなか設定した温度にならないため運転し続けなければなりません。
その結果、エアコンの稼働率が上がりエアコンの寿命を縮めてしまうのです。
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エアコンがカビ臭い時の対処法【まとめ】
エアコンがカビ臭い原因は、ホコリや汚れの程度・温度・湿度がカビの増殖しやすい環境になっているからです。
自分で取り外せるエアコンパーツを掃除して、エアコン内部はプロのクリーニングに任せましょう。
カビは健康被害を与えエアコンの故障原因ともなるので、早めの予防と対策が重要です。