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エアコンって夏は冷房、冬は暖房と1年中使用するご家庭も多いと思います。
掃除しなくてもすぐ壊れることはありませんが、エアコンにも掃除は必要です。
長年エアコンを掃除しないで使い続けると、故障や健康被害につながる恐れも…。
エアコン掃除をしたことがなくて、放置している方向けに古いエアコンの掃除についてまとめました。
この記事では、10年間掃除したことがないような古いエアコンの掃除方法と注意点についてご紹介します。
タップできる目次
長年掃除をしてないエアコンがもたらす悪影響
エアコンを長い間掃除していないと、いくつかの悪影響が出てきます。
臭いだけでなく、電気代が余計にかかったりいいことはありません。
ご家庭のエアコンの症状と照らし合わせて読んでみてくださいね。
部屋が臭くなる
掃除をしていないエアコンで一番に気づく悪影響は、エアコンからのカビの臭いです。
エアコンの内部でホコリが溜まると、そこからカビが発生して部屋全体に嫌な臭いが広がります。
気温や湿度が高くなる季節にカビが繁殖するので、冬よりも夏場に注意が必要です。
関連 エアコンがカビ臭いのは危険|自分でできる対策と今すぐ解決できる裏技
冷暖房の効きが悪くなる
エアコンは室内の空気を吸い込み、内部で冷たい風や暖かい風を作り出し、再び室内に風を送る仕組みになっています。
フィルターにホコリやカビが溜まると、吸入効率が落ちて、冷暖房が効かなくなるのです。
この症状は早い段階で出てきやすく、3年放置しただけでも徐々に出てくる悪影響の一つ。
エアコンの効きが悪くなった時はホコリやカビが溜まっていることが多いので、早めに掃除をするようにしてくださいね。
電気代が高くなる
エアコン内部には、コンプレッサーという機器があります。
長年掃除しないとエアコンの効率が低下して性能が落ち、コンプレッサーを余計に稼働させてしまうことが無駄な消費電力につながる原因です。
電気代が年々高くなっている場合、エアコンの汚れが関係しているかもしれません。
つけている時間がそれほど変わらないのに電気代が高くなっている時は、エアコン掃除のサインです。
カビやホコリで体調不良になる
エアコンの内部にホコリやカビが溜まると、エアコンの風に乗って室内全体に放出し、人の体内に入り込んでしまいます。
空気中にカビが舞うと考えただけでゾッとしますよね。。
カビやホコリは、人体に悪影響をもたらします。
カビやホコリの悪影響
- アレルギー症状
- アトピー・喘息
- 肺炎など
子供はもちろん、気管支が弱い方や高齢者にも危険な環境です。
自分でエアコンを掃除する方法
エアコンを長年掃除していなかったら、どこから手を付けたらいいかわかりませんよね。
ここでは、自分で掃除できる範囲と掃除方法をご紹介します。
自分で掃除できるのはエアコンの表面だけ
エアコンの掃除は目に見えている表面部分しかできず、エアコンの内部を掃除するのは自力では困難です。
エアコン内部の掃除は、私たち素人ではできません。
できないことはないですが、万が一破損させたりしたら高額な修理代が…。
しかし、エアコンの掃除全てができないわけではありません。
エアコンのフィルター掃除のやり方
エアコンフィルターの役目は、空気中のホコリがエアコンに入るのを防ぐことです。
そのため、フィルターがホコリだらけになってしまうのは自然な現象。
エアコンフィルターは自分でも掃除できるので、シーズン前などキリのいい時にやるようにしてください。
エアコンのフィルター掃除の手順
- エアコンの表面を掃除する
- フィルターを外して掃除する
- フィルターを水洗いする
- フィルターを乾かす
フィルターの特性を理解し、より効率よく汚れを落とす掃除方法を細かくご紹介します。
1.エアコンの表面を掃除する
いきなりフィルターを外してしまうと、ホコリが床に落ちてしまいます。
汚れがひどい場合は、フィルターがついてる状態でエアコン表面のホコリを拭き取りましょう。
2.フィルターを外して掃除する
エアコンのフィルターは薄いプラスチックでできています。
強い力を加えると破れたりゆがんだりしてしまうことがあるので、ゆっくり丁寧に外してください。
裏側から吸い取ると、フィルターの目にホコリが詰まってしまい取れにくくなります。
3.フィルターを水洗いする
掃除機で取れなかった細かいホコリを水洗いで完全に落としていきます。
表面から水圧をかけると逆にホコリが詰まってしまうので、掃除機とは逆に裏面からシャワーを当てましょう。
水洗いでも落ちない汚れは、中性洗剤を水で薄めて、歯ブラシや柔らかいブラシを使って洗うとフィルターを傷めずに掃除ができます。
4.フィルターを乾かす
フィルターを傷めないように乾いた2枚のタオルで挟むか、または陰干しで乾燥させます。
濡れたままエアコンに戻すとカビの原因になってしまうので、しっかり乾かしましょう。
エアコンへ丁寧に戻したら、フィルターの掃除は完了です。
自分でエアコンを掃除する方法は、こちらの記事にまとめました。
関連 エアコン掃除を自分でする方法|フィルターや内部クリーニングの手順を解説
古いエアコンでも掃除可能な業者に任せるのが安全
フィルターは自分でもできますが、エアコン内部の掃除は分解が必要になります。
万が一故障してしまうと、修理代でエアコン1台買えてしまうことも…。
熱交換器やお掃除ロボの中などは、知識を持った人でないとリスクが高い作業です。
10年以上経ったエアコンは断られるケースもありますが、おそうじ革命なら対応可能でした。
業者のエアコンクリーニング作業の流れ
プロのエアコンクリーニング業者に依頼すると、作業時間は1時間〜3時間くらいが目安。
お掃除機能があるかないかで時間と料金も変わってきます。
作業の流れ
- エアコン外部の清掃
- 養生・エアコン内部の分解
- 内部の洗浄
- 組み立て・乾燥
お掃除機能ありなしに関係なく、分解作業はしてくれます。
ただ、お掃除ロボがついていると分解に時間がかかるため、値段は割高です。
洗浄後は目に見える汚れをふき取り、暖房なら30分から1時間、送風なら1時間以上かけて水分を飛ばします。
エアコンから出る空気からカビ臭さがなくなっていることが確認できたら終了です。
エアコン掃除業者に依頼する際の注意点
長年掃除をしていないエアコンのクリーニングを業者に依頼する際には、注意点があります。
古いエアコンのクリーニングは、業者によっては断られることが多いです。
問い合わせの時に伝えておけば、あとあとトラブルになることもありません。
古いエアコンでもきれいに維持・長持ちさせるコツ
せっかくきれいに掃除したら、誰でもその状態を長持ちさせたいですよね。
エアコン掃除後のきれいさを保つコツとポイントをご紹介します。
エアコンの寿命を縮める使い方
エアコンは年中通して使用するものなので、劣化しやすい家電です。
エアコンの寿命は平均で10年。
安くはないから、エアコンは少しでも長く使いたいですよね。
エアコンの寿命を長持ちさせる使い方を知っておきましょう。
エアコンは正しく扱えば、寿命以上は使える標準使用条件というものがあります。
この使用条件を知らずに長時間使用したりすると、一般寿命の10年を待たずに故障につながる可能性が出てくるのです。
冷房室内温度 | 27度 |
暖房室内温度 | 20度 |
1年間の使用日数(冷房) | 112日間 |
1年間の使用日数(暖房) | 169日間 |
1日の使用時間(冷房) | 9時間 |
1日の使用時間(暖房) | 7時間 |
1年間の使用時間(冷房) | 1,008時間 |
1年間の使用時間(暖房) | 1,183時間 |
標準使用条件では、冷房の場合エアコンの設定温度は27度、1日の使用時間は9時間と想定されています。
標準使用条件の範囲を知って、エアコンの負担を減らすことで寿命を長持ちさせることはできます。
エアコンの寿命を延ばす手入れ方法
エアコンの寿命を延ばすには、こまめに掃除をしてきれいに保つことも大切です。
掃除の頻度は使用する時期や時間によって異なりますが、最低でもシーズン前には一度フィルター清掃をするようにしてください。
また、エアコンだけでなく室外機の掃除も必要です。
1年に1回は室外機の外観を確認してみてくださいね。
見える部分を掃除するだけでも効果はあります。
古いエアコンを掃除する方法【まとめ】
夏は冷たい風、冬は暖かい風を送って家の中を快適にしてくれるエアコンですが、私たちが気づかないうちに汚れています。
表面部分は自分でも掃除できますが、長年掃除をしていないエアコンはプロのハウスクリーニング業者へ任せたほうが安心。
エアコンの故障や家族の体調にも関わってきますので、定期的な掃除を心がけましょう。
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