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暖房も冷房もおまかせのエアコンは、とても便利な家電です。
しかし、エアコンを使う季節になると気になるのが電気代。
そんな気になるエアコンの電気代を節約するには、ちょっとしたテクニックを覚えておくことが重要です。
この記事では、すぐに実践できるエアコンの電気代節約術についてご紹介していきます。
ほんの少しの手間で、お得にエアコンを使っていきましょう。
タップできる目次
エアコンは家庭の電気代の半数を占める
年間で見るとエアコンの消費電力は、家庭の7.4%を占めています。
しかし、これはエアコンを使わない季節も含めた割合です。
エアコンの消費電力はとても多く、使用している季節は家庭の電気代の半数以上を占めているのです。
だからといって、エアコンを使わないという節約方法では健康に影響を及ぼしてしまいます。
エアコンの節約方法を知ることで、電気代を気にせず快適に過ごせるようにしましょう。
エアコンの電気代が高くなる条件
エアコンの節約術を知る前に、まずはどんな時に電気代が高くなってしまうのかについて知っておきましょう。
エアコンの電気代が高くなる条件は、以下の通りです。
冷房より暖房の方が電力を消費する
エアコンを使っていると、夏よりも冬の方が電気代が高いと感じている人も多いのではないでしょうか。
エアコンは冷房よりも暖房の方が電力を消費します。
その理由は、夏と冬の設定温度と外気温との差にあります。
氷点下になる冬と猛暑でも35度程度の夏とでは、設定温度との差は明らか。
大きく温度を変えるエネルギーが必要となるため、暖房を使う冬は電気代が高くなってしまいます。
設定温度に達するまでの間が最も電気代が高くなる
エアコンが最も電力を必要とするのは、電源をオンにしてから設定温度に達するまでの間です。
設定温度に達してから、それをキープするのにはそれほど電気代はかかりません。
節電のためには、エアコンの電源を入れるタイミングにも注意が必要となります。
熱のこもった室内はまず換気をしてからなど、外気温と設定温度の差を少なくする工夫が必要です。
電源のこまめなオン・オフはかえって電気代がかかる
節電と言えば、真っ先に思い浮かぶのが電源をこまめにオン・オフすること。
しかし、エアコンはこまめにオン・オフをするとかえって電気代がかかってしまいます。
電源をオンした時が1番電気代のかかるエアコンは、こまめにオン・オフする節電方法は通用しません。
エアコンの電気代を節約する使い方
ここでは、エアコンの電気代を節約する使い方についてご紹介していきます。
どれも、すぐに取り入れられる簡単な節約術ばかりなので、参考にしてくださいね。
エアコンの設定温度を冷房は高め・暖房は低めにする
エアコンは設定温度を1度変えるだけでも、10%程度の節電効果があります。
ついつい、設定温度を高めや低めにしてしまいますが、節電のためには見直しが必要です。
エアコンのおすすめ設定温度
- 冷房は28度
- 暖房は20度
快適に過ごせる温度も大切ですが、まずは1度設定温度を調整してみることから節電を始めてみましょう。
この設定温度が無理だと感じる場合でも、他の冷房・暖房器具を併用するだけで過ごしやすくなります。
30分程度の外出ならエアコンはつけっぱなしにしておく
エアコンのこまめなオン・オフが節電にならないのは、前述の通りです。
では、どれくらい使わないのであれば、エアコンの電源をオフした方がいいのでしょうか。
エアコンメーカーダイキンの調査によると、エアコンのつけっぱなしがお得になるボーダーラインは35分だそうです。
外出が35分以上になるようならエアコンはオフ、それ以下ならつけっぱなしが電気代を節約することになります。
サーキュレーターを使う
エアコンを節電するためには、サーキュレーターの使用が効果的です。
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させるので空気ムラをなくしエアコンの働きを助けてくれます。
また、冷房・暖房効率が高まるので、設定温度を上げ下げしても過ごしやすくなります。
シーリングファンがある場合も、エアコンとの併用が効果的です。
部屋のカーテンを遮光・断熱タイプに変える
エアコンの電力を節電するためには、冷やしたり暖めたりした空気を逃さないことが大切となります。
温度が逃げてしまうのは窓からなので、カーテンを遮光断熱タイプに変えると節電効果は抜群。
冷房使用時は日中カーテンを閉めて、太陽光で部屋が暖められるのを防ぎましょう。
逆に、暖房使用時は日中はカーテンを開けて、太陽光を取り入れるようにすると部屋が早く暖まります。
冷房も暖房も夜にはカーテンを閉めて、空気が逃げないようにしましょう。
エアコンの電気代を節約するお掃除方法
エアコンの電気代を節約するには、掃除することも大切です。
掃除しないままエアコンを使用すると、性能が十分に発揮できず余計な電気代がかかることに。
ここでは、エアコンの電気代を節約するお掃除方法についてご紹介していきます。
エアコンのフィルターをこまめに掃除する
面倒だからとエアコンのフィルターを掃除しないでいると、電気代がかかるだけでなく汚れた空気を部屋中にばら撒くことになります。
フィルターは簡単に外すことができ、家庭でも簡単に掃除できるパーツです。
こまめに掃除するだけで、エアコンの性能が保たれ節電にもなります。
汚れがひどい場合には水洗いが必要ですが、掃除機でフィルターについたホコリを吸い取るだけでも構いません。
こまめなフィルター掃除を習慣にして、清潔な状態で節電しながらエアコンを使いましょう。
関連 エアコン掃除を自分でする方法|フィルターや内部クリーニングの手順を解説
室外機をチェックする
エアコンの節電が気になるなら、室外機のチェックも外せません。
室内からは忘れられがちな存在の室外機ですが、エアコンを動かすためには欠かせないものです。
そんな室外機のチェックポイントは、次の通り。
室外機で節電するためのポイント
- 直射日光が当たらない場所に設置する
- 周囲のスペースを確保して風通しを良くする
- 夏は冷水をかけるのも効果的
直射日光で室外機の熱交換が妨げられて消費電力が上がってしまうので、日よけなどを用意しましょう。
室外機カバーなどで全体を覆うのは、空気の通り道を塞いでしまうためおすすめできません。
室外機が熱くなる夏は、上から冷水をかけて冷やすのも効果的です。
水を横からかけるのは、内部に水が入り故障の原因となるためNG。
カルキを抜いた水にすると、サビも防げて室外機に優しく冷やすことができます。
1~2年に1回はエアコンクリーニングを依頼する
エアコンは普段のお手入れも大切ですが、素人では取り切れない汚れもあります。
1~2年に1回は、プロの手によるエアコンクリーニングを依頼しましょう。
内部まできれいに掃除することで、エアコンの性能は保たれ節電に繋がります。
エアコンクリーニングを依頼するとお金はかかりますが、節電やエアコンを長持ちさせることにもなり結果的にお得です。
エアコンの電気代の節約術【まとめ】
エアコンの電気代は、ほんの小さな工夫で節約できます。
まずはその節約術を知り、実践していくことが重要。
設定温度の見直しと、エアコンの働きを高める環境作りをしてみましょう。
そして、こまめにお手入れしたり時にはプロの手を借りたりして、エアコンを良い状態に保つように心がけてください。
消費電力の多いエアコンを節電できれば、家計は助かりエアコンを気兼ねなく使えるようになります。