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蒸し暑い夏にエアコンで冷えた部屋は、快適でとても気持ちがいいものです。
しかし、久しぶりに使うエアコンでは思うように部屋が冷えないことも。
家の中で快適に過ごすためにも、エアコンの効きは良くしておきたいものです。
この記事では久しぶりに使うエアコンの風が冷たくない原因と対処法をご紹介しますので、エアコンの効きが悪いと感じている方はぜひ参考になさってください。
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エアコンの冷房が効かない場合の原因
エアコンの効きがイマイチだから設定温度を下げたのに、それでも冷えない。
そんな状況になってしまうと、何をどうしたらいいのかわからず困りますよね。
エアコンから出てくる風がぬるいと、故障したのかもしれないと考えがちです。
ここでは、エアコンの冷房が効かない場合の原因をご紹介します。
解決するために、まずは原因を知ることから始めましょう。
エアコンのスペックに対して部屋が広い
エアコンには8畳とか対応できる広さが決められています。
最初に買う時、少し広めに対応できるように大きめのものを買うことが多いですよね。
ただ、購入当初と違った使い方をして部屋の広さが変わってしまうこともあります。
子供の成長や生活環境の変化で、部屋の使い方が変わることはよくありますよね。
ドアを開けっぱなしで使うことになっていれば、広くなるためエアコンの許容能力を超えている可能性があります。
エアコン内部に埃が溜まっている
エアコンの中には、埃やゴミを吸着させるフィルターが入っています。
エアコンの冷気が出にくくなるのは、そのフィルターに付いた埃やゴミが原因の一つです。
エアコン内部の汚れは、部屋が冷えないだけでなく体へ悪影響が出る可能性も。
また、「フィルターのお手入れは、お掃除機能付きエアコンならやらなくてOK」とは言えません。
お掃除機能付きエアコンでも自動では掃除しきれない箇所があります。
どのタイプのエアコンでもこまめな掃除が必要になることを知っておきましょう。
室外機の周りに問題がある
ベランダや庭先に置かれた室外機の周りに問題があると、エアコンの効きが悪くなります。
室外機は熱を外に逃がす役割のため、エアコンの冷房の効きを左右する存在です。
室外機の周辺に物があったり外側が汚れていたりすると、部屋の空気が排出されにくくなります。
こもった暑い空気が部屋に逆流してしまうので、冷えないと感じてしまうことに…。
エアコンの風が冷たくならないなら、室外機にも目を向けてみましょう。
関連 エアコンクリーニングは室外機も必要?┃掃除する理由とお手入れの方法
エアコンの冷媒ガスが漏れている
エアコンの配管の中には、空気を冷やしたり温めたりする「冷媒ガス」が入っています。
この冷媒ガスは、使い続けても減ることなくエアコン本体と室外機の間を循環。
エアコンの冷房の効きがイマイチなのは、冷媒ガスが漏れている可能性も考えられます。
冷媒ガス漏れの多くは、引っ越しや買い替え時の配管ミスが原因です。
しかし、長年使った配管に亀裂や腐食が生じて、そこから漏れてしまうこともあります。
エアコン本体やリモコンが故障している
フィルターが綺麗で室外機や配管にも問題が無さそうなのに、冷たい風が出ない。
そんなときは、エアコン本体やリモコンが故障している恐れもあります。
正常に稼働しているときは、常時点灯しているか消灯になっているタイマーランプ。
そのタイマーランプが点滅するのは、何かしらのエラーが生じているときです。
故障かも?と思ったらすること
- 半日程度電源を入れずに放置する
- 電源プラグを抜いて数分置いてから差す
- フィルターや室外機の周りを掃除する
自分でできることをやってみて、それでもタイマーランプの点滅が消えない…。
そんな場合は故障している可能性が高くなります。
エアコンが効かない時の対処法
エアコンの効きが良くないからと言って、すぐに修理に出してしまうのはまだ早いかもしれません。
修理の依頼をするのは、色々試してからにしましょう。
次に、エアコンから冷たい風が出ないときの対処法をご紹介します。
エアコンのフィルターに付いた埃を取る
エアコンの冷房が効きにくくなる原因の一つがフィルターの汚れ。
フィルターをきれいにすると、目詰まりが解消され冷たい風が出やすくなります。
洗浄スプレーでも汚れは取れますが、定期的にフィルターを取り外して丸洗いをするのが一番です。
掃除機で埃を吸い取ってから、ハブラシなどを使って優しく洗うのがポイント。
汚れがひどい場合は、重曹を溶かしたぬるま湯に付け置きをしてみましょう。
その後に洗うと汚れが取れやすくなります。
丸洗いした後は、しっかり乾燥させましょう。湿気が残っていると、エアコン本体の故障やカビの繁殖の原因になります。
自分でエアコンの掃除をする方法をまとめました。
室外機の周りをきれいにする
室外機の周りをきれいにするのも、エアコンの風が冷たくないときの対処法です。
植木鉢や子どもの三輪車など、室外機の周りにはついつい物を置きがち。
塞いでいるつもりがなくても、風通しが悪くなっている可能性があります。
室外機周辺の半径20㎝以内には物を置かないようにしましょう。
また、吸い込み口に付いた泥や落ち葉などのゴミを取ると空気の流れが良くなるので、エアコンの効きに効果があります。
室外機の内部には、水濡れ厳禁の部品があります。水をかけて洗う場合は、真上からかけて内部に入らないようにしましょう。
エアコン清掃業者に掃除を依頼する
エアコンのフィルターは自力できれいにできますが、それ以外は難しいですよね。
自分では掃除ができない箇所が多いエアコンは、ハウスクリーニング業者に任せることをおすすめします。
エアコンクリーニングを利用するメリット
- 中まで分解して細かく掃除ができる
- 高圧洗浄機の使用で隅々までピカピカ
- 防カビ対策もしてもらえる
エアコンのフィルターに埃が詰まると、それを餌に雑菌やカビが大繁殖ということも…。
防カビ仕上げもクリーニングと一緒に業者にしてもらうと、安心してエアコンが使えますね。
ハウスクリーニング業者に依頼をして、エアコン本体以外に室外機もピカピカにしてもらいましょう。
掃除しても効かない場合は修理やエアコンの買い替えを検討する
エアコン本体が故障してしまった場合は、修理や買い替えを検討しましょう。
複雑な構造のエアコンは自分では直すことはできません。
出張費や修理費、部品代など、修理をするのにはお金がかかるもの。
買い替えた方が電気代が安くなり、結果的にお得になる場合もあります。
即決しては後悔する可能性があるので、よく比較することが大切です。
関連 エアコンが買い替えになる年数はどのくらい?|寿命を延ばして長く使う方法
エアコンの効きをよくする使い方のコツ
暑い夏を乗り切るためには、エアコンは無くてはならないものですね。
ここからは、エアコンをより効果的に涼しく使う方法をご紹介します。
また、暖房のシーズンにはより暖かくする効果も期待できるので、ぜひ試してみてくださいね。
エアコンと併用してサーキュレーターを使う
エアコンから出された冷たい風は、部屋の下の方に溜まりやすいもの。
部屋全体に冷たい空気が行き渡らないため、涼しいと感じるまでに時間がかかるのです。
早く部屋を涼しくしたいと思って、エアコンの設定温度を大幅に下げることがありますよね。
しかし、サーキュレーターを使えば、設定温度を下げなくてOK。
冷たい風が部屋の中を循環するので、普段の温度設定でも冷房の効果が高くなります。
リモコンがつくと高くなるため、最低限首振り機能さえあれば十分です。
1〜2年に1回はエアコン内部をクリーニングする
エアコンの掃除が自分では手に負えないため利用するエアコンの内部クリーニング。
きれいな状態を長持ちさせるために、1〜2年に1回はエアコンクリーニング業者に掃除を依頼しましょう。
見えないところでカビの胞子を吸っていると思うと、ゾッとしますよね。。
エアコンの吹き出し口のところに黒いものが見えたら、クリーニング時期の目安です。
サンシェードやカーテンを使って日光を遮断する
西日が入る部屋や陽当たりがいい場所は、正常なエアコンでも運転効率が下がります。
太陽光で部屋の温度は高くなるので、陽当たりのいい部屋はエアコンの大敵です。
部屋の温度が上がってしまうと、エアコンもなかなか効きにくくなります。
陽当たりのいい部屋には、太陽光を遮る方法がベストです。
手軽に済ませるなら、部屋のカーテンやロールスクリーンを閉めてしまいましょう。
さらに効果を上げたい場合は、サンシェードを部屋の外に設置するのがおすすめです。
値段も3000円くらい出せばいいものが買えるので、試してみてくださいね。
エアコンの室外機に直射日光を当てない
室外機の設置場所もエアコンの効きに影響します。
室外機が直射日光の当たる場所にあるなら、日陰に移動させましょう。
移動が難しい場合は、室外機まわりにすだれを設置するのも効果的。
特に、西日が当たる場所に置いてある時は効果てきめんです。
室外機が熱くなってしまうと、エアコンの動作にも影響を及ぼします。
室内の暑い空気を放熱しやすくするには、室外機が直射日光に晒されないことが重要です。
エアコンが久しぶりで冷えない原因と対処法【まとめ】
部屋を涼しくしたいのに、風が冷たくないと「故障した?」と思いがちです。
しかし、エアコンのフィルターや室外機の周りをきれいにするだけでも、効きは変わってきます。
エアコンや室外機の周りをきれいにしても風が冷たくならないなら、修理や買い替えを考えてみましょう。
エアコンをより効果的に涼しく使うために、定期的なハウスクリーニングの利用も検討してみてくださいね。