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エアコンは本体と室外機の2つで構成されています。
本体の掃除はしますが、室外機ってほとんどの家庭が買ったままの状態ですよね。
室外機の手入れをしないまま使用を続けると、様々なトラブルを引き起こす原因となります。
実際、我が家ではエアコン室外機を放置していて、室内機から水漏れが起きた経験があります。
この記事では、エアコン室外機の掃除が必要な理由と掃除の方法についてまとめました。
タップできる目次
エアコン室外機の掃除が必要な理由
エアコンの室外機は屋外で使用することを前提に設計されているため、雨風や砂ぼこり等には強いです。
室外機が汚れていても、室外機と室内機の間では空気のやりとりを行っていないので、室内環境には影響しません。
しかし、汚れを放置していると様々な問題を引き起こし、最悪故障する恐れもあります。
室外機の掃除が必要な理由からご紹介します。
エアコンの電気代が高くなる
室外機が設置されている屋外は、目に見えない細かいホコリ等が空気中に浮遊しています。
細かい塵やホコリが室外機の内部に入り込むと、空気の循環がスムーズに行えなくなり使用する電力が増加。
エアコンの消費電力のうち、約90%が室外機で消費されていると言われています。
室内機だけでなく室外機もクリーニングすれば、節電効果が期待できるでしょう。
冷暖房の効率が悪くなる
室外機の内部には「フィン」と呼ばれる熱交換をする部品があり、フィンの隙間は汚れが詰まりやすいです。
定期的に手入れをしないと、エアコンの性能が落ちる原因となります。
汚れたまま使い続けると、冷暖房の効率低下以外にファンやモーターに負担がかかり、室外機自体の寿命に影響します。
エアコン故障の原因に繋がる
エアコンの室外機には、クモの巣が絡まったりゴミが溜まったりしがち。
室外機内部に異物が入ってしまうと、不快な音や大きな音がする原因になります。
エアコンを快適に使用するためには、室外機の掃除も定期的に行うことが大切です。
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自分でエアコン室外機を掃除する方法
室外機のお手入れをすれば、エアコン自体の寿命を延ばすこともできます。
ここでは、自分でもできる室外機の掃除方法をまとめました。
室外機表面のホコリを除去し雑巾で拭く
まず初めに、表面の汚れをほうきやブラシで払い落しましょう。
特に室外機正面の吹き出し口は、汚れが溜まりやすい箇所です。
表面の汚れを払い終わったら、硬く絞った雑巾で拭きます。
汚れが酷い場合は、上から水をかけて洗い流しても問題ありません。
フィンのお手入れをする
室外機の裏側と側面から見える薄い金属板がフィンです。
フィンの隙間に詰まった汚れは、掃除機で吸い込みながらブラッシングすれば効率よくお手入れができます。
フィン掃除の注意点
- ブラシは縦方向に動かす
- 横に動かすと倒れやすい
- 変形しないように優しく扱う
フィンにホコリが付着した状態で使用を続けると、ホコリが湿気を吸ってしまいサビが発生する恐れがあります。
ホコリを取ってもフィンが黒っぽく見える場合は、エアコン洗浄スプレーでメンテナンスしましょう。
エアコン洗浄スプレーがない場合は、上から水道水をかけながら上下にブラッシングすれば大丈夫。
フィンの汚れを放置しないように、こまめに状態を確認しましょう。
ドレンホースの詰まりを解消する
室外機の裏側には、ドレンホースがあります。
室内機で発生した結露は、ドレンホースを通って屋外に排出される仕組みです。
しかしホース内に汚れや異物等が詰まってしまうと、結露の排出ができなくなり室内機から水が漏れたり故障の原因になったりします。
室内で水漏れが起きると、エアコン下に置いている電化製品や家具等に被害が及ぶかもしれません。
ホースの中にゴミや虫が詰まっているのを見つけたら、すぐに割りばしや歯ブラシなどで取り除いてください。
きれいにした後は、防虫キャップや排水溝ネットを被せておけば虫の侵入を防げるので安心です。
エアコン室外機周辺のゴミを取り除く
室外機自体は汚れていなくても、設置場所によっては落ち葉やゴミが溜まりやすくなっています。
特に、室外機の裏側や下側は注意。
使用頻度の低いエアコンの室外機には、虫が巣を作ってしまう可能性があるので注意してください。
室外機周辺に落ち葉やゴミ等が溜まらないように、こまめにほうきで掃き掃除しましょう。
室外機の周りに物を置いていると、空気の流れが悪くなり動作効率が低下します。
室外機の半径35cm以内には、物を置かないようにしましょう。
自分でエアコン室外機を掃除する際の注意点
自分で無理に掃除しようとすると、不具合や故障の原因になることがあります。
室外機を掃除する際の注意点を2つまとめたので、心に留めておいてくださいね。
エアコンの電源を切る
室外機の掃除をする際は、必ずエアコンの電源を切ってから行ってください。
掃除中に誤って作動するかもしれませんし、内部のファンが回っているとケガをする恐れがあります。
ファンの回転は目では見えないほど高速です。
最近は静音タイプの室外機も多いので、動いていることに気づかないこともあります。
水は必ず上からかける
室外機に水をかける際は、水をかける方向に気を付けてください。
室外機は雨や台風等の悪天候にも耐えられるように設計されているので、上から水をかけるのは問題ありません。
特に、室外機内部の一番上には基盤があるので注意してくださいね。
エアコン室外機掃除を業者に依頼する際のポイント
自分で掃除ができる範囲は限られています。
手が届かない奥のほうに汚れが溜まっているのが見えたりゴミが絡まっていたりする場合は、無理せずに専門業者にクリーニングを依頼しましょう。
ただ、場合によってはクリーニングを引き受けてもらえないケースがあります。
ここでは室外機クリーニングを依頼する際の注意点をご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。
エアコン室外機の年式・機種・設置場所を確認する
エアコンの室外機が屋根の上や天井吊りの場合は、掃除が難しく断られる事が多いです。
また、製造から10年以上経った機種や外国製のエアコンは、万が一故障してしまった場合に事業者が対応できないので受け付けてもらえません。
事前に室外機の設置場所と型番を業者に伝えて、クリーニングが可能かどうか問い合わせてくださいね。
エアコン室外機クリーニングの相場を把握する
ほとんどのエアコンクリーニング業者は、室外機のクリーニングも対応しています。
室外機クリーニングを依頼できる、大手3社の料金をまとめました。
料金 | セット割 | |
おそうじ本舗 | 7000円 | 5000円 |
おそうじ革命 | 3000円 | ― |
くらしのマーケット | 1000円〜 | 業者による |
1年~2年に1度でいいので、室内機と一緒に室外機のクリーニングも依頼するのがおすすめです。
くらしのマーケットは個人業者中心で値段は一番安め。
しかし、業者によってサービス内容や接客対応は異なります。
値段とサービスがバランスが取れているのは、セット割もあるおそうじ本舗。
エアコンクリーニングと一緒に依頼するとお得になります。
エアコン室外機の掃除とお手入れ方法【まとめ】
室外機はエアコンの心臓部。
内部は複雑な構造をしているので、できればプロに依頼するのが無難です。
エアコン本体だけでなく室外機のお手入れも行えば、節電効果も期待できます。
冷暖房の効きが悪くなり買い替え時だと思っていたエアコンも、室外機の掃除をすれば復活するかもしれません。
掃除をした後は、ドレンホースに防虫キャップや排水溝ネットを忘れず取り付けてくださいね。