※この記事にはプロモーションが含まれています。
エアコンは、夏だけでなく1年中使用するご家庭も多いですよね。
しかしエアコンをつけた途端、なぜか子供の咳が止まらないと感じているママは少なくありません。
この記事では、「エアコンで子供の咳が止まらない理由」と「子供を病気から守るための対策と予防法」をご紹介します。
我が家の子供もエアコンで咳が出ていたので、実体験をもとにまとめました。
タップできる目次
エアコンのカビやホコリが原因で咳が出る病気の種類
エアコンの表面からは見えませんが、内部ではカビが繁殖したりホコリが溜まったりしがち。
汚れに気づかないまま使用を続けると、カビ胞子やホコリが部屋中に拡散され病気を引き起こす原因となります。
幼い子供は、自分の症状を言葉で上手く伝えることができません。
身体の異変に気付いてあげられるのは、一番近くにいるママです。
エアコン内部の汚れが原因で発病する病気の種類と症状をご紹介しますので、お子さんの症状と照らし合わせてみてくださいね。
咳喘息
咳喘息は気管支の病気で、喘息の一歩手前の状態です。
咳喘息の主な症状
- 空咳が数週間以上続く
- 夜中から明け方に酷く咳込む
- 風邪薬や咳止め等を服用しても改善しない
室外と室内の寒暖差があると、気道の粘膜がとても敏感な状態になります。
そこにエアコン内部から放出された、ホコリ・カビ・冷気を吸い込むと気道が刺激されて炎症や咳の症状が現れるのです。
エアコンの使用時期に合わせて症状がでる場合は、咳喘息の可能性があるので早めに病院を受診しましょう。
咳喘息は放っておくと本格的な喘息になってしまいます。
繰り返し再発するので、しっかりと治療することが大切です。
アレルギー性肺炎(夏型過敏性肺炎)
夏型過敏性肺炎は、エアコン内部の「トリコスポロン」という種類のカビによって引き起こされる病気です。
夏型過敏性肺炎の主な症状
- 咳
- 発熱
- 倦怠感
繰り返しエアコン内部から出てくるカビを吸い込むことにより、肺がアレルギー反応を起こし炎症が生じます。
主に6月~10月にかけて患者数が増加。
風邪の症状と似ているため、病院で受診しても夏風邪と診断されることが多く、薬の服用で一時的に症状が改善されるので治ったと勘違いしてしまいます。
治療が遅れ症状が重篤化すると、完全回復は難しく命に関わる恐れがあり危険です。
早期発見が大切。
風邪と見分けるポイントは、自宅以外の場所で症状が軽くなるかどうかです。
夏型過敏性肺炎は室内のカビが原因で症状を引き起こしているので、自宅を離れると症状が治まることが多いのが特徴。
条件が当てはまる場合は、夏型過敏性肺炎の可能性があるのですぐに病院を受診しましょう。
エアコン内部にカビが繁殖する原因
カビの繁殖には3つの条件が必要です。
エアコン内部は条件が揃いやすく、カビが好む環境となります。
エアコン内部にカビが繁殖する原因を見ていきましょう。
エアコン内部は結露が発生しやすく湿度が高い
カビが一番繁殖する温度は、20℃~30℃の範囲です。
エアコン内部は温度が一定に保たれているので、繁殖しやすい環境。
外からは見えませんが、エアコン内部では室内外の温度差により結露が発生しています。
発生した結露は配水管を通って外に排出されますが、一部の水分がエアコン内部に残るため湿度が高くなるのです。
関連 エアコンがカビ臭いのは危険|自分でできる対策と今すぐ解決できる裏技
エアコンにはカビの栄養源であるホコリや汚れが溜まりやすい
エアコンは、温度調整しながら室内の空気を循環させています。
室内の空気を吸い込む時にホコリ等も一緒に吸い込んでしまい、細かいホコリはフィルターを通過して内部まで入り込むのです。
エアコン内部の掃除は難しいため、ホコリが溜まってカビの栄養分となってしまいます。
【子供の体調を守る】エアコン内部のカビを退治する方法
特に小さな子供がいるご家庭では、日頃から綺麗な状態を保つことが大切です。
子供の身体を守るためにも、定期的なお手入れをおすすめします。
ここでは、すぐにできる具体的な対策を2つまとめました。
エアコン洗浄スプレーで掃除する
市販されているエアコン洗浄スプレーには4種類あります。
エアコン洗浄スプレーの種類
- フィン用
- ファン用
- フィルター用
- ドレンホース用
掃除する場所によって使用するスプレーの種類が違うので、気を付けてくださいね。
エアコン洗浄スプレーの8割はフィン用の洗浄スプレーです。
フィンは空気の温度調整をする部品で、特にカビが生えやすい場所。
ただ、汚れがひどい場合はスプレーをすると、臭いが混ざってしまう可能性があります。
長年クリーニングをしていないエアコンは、まずエアコンクリーニングを依頼してからにしてください。
エアコンクリーニング業者に掃除を依頼する
専門のエアコンクリーニング業者に依頼すれば、エアコンを分解して高圧洗浄機で内部まできれいに掃除してくれます。
プロに任せるメリット
- 故障の心配がない
- 内部の隅々まできれいになる
- 短時間で終わる
清掃前の養生もプロがしてくれるので、部屋が汚れる心配がありません。
無料で防カビや抗菌コートをしてくれる業者もあり、施工してもらえば長期間キレイな状態が続きます。
自分では掃除範囲が限られるので、プロの業者に任せた方が無難です。
エアコンクリーニング後の効果は1〜2年。
定期的にクリーニングをすることで、エアコン内部のカビを除去できます。
前にエアコンクリーニングを頼んだおそうじ革命さんが丁寧だったので、これから依頼するならおすすめ業者さんです。
エアコン内部のカビを予防する方法
せっかく隅々まできれいにしても、同じ使い方をしているとすぐにカビが発生してしまいます。
これからご紹介する方法はどれも簡単で、効果的にカビの繁殖を予防できます。
1つでもいいので試してみてくださいね。
定期的にフィルター掃除を行う
エアコン内部のカビを繁殖させないためには、ホコリや汚れを溜めないことが大切です。
フィルターについたホコリを掃除器で吸い取り、水洗いするだけでも効果抜群。
水洗いしたフィルターは、しっかり乾かしてから取り付けないと故障やカビの原因になるので気を付けてください。
よく使う夏場は、月に1回程度掃除すれば快適にエアコンを使用できます。
関連 エアコン掃除を自分でする方法|フィルターや内部クリーニングの手順を解説
送風運転を利用する
最近のエアコンには内部クリーン機能を搭載している機種もありますが、お掃除機能がない場合でも大丈夫。
送風運転すれば、効果的にカビの繁殖を防ぐことができます。
エアコンを使用する30分ほど前に窓を開けて送風運転をすれば、エアコン内部のホコリを吐き出してカビの付着を予防できます。
エアコンを使用した後は、30分~1時間ほど送風運転しましょう。
このひと手間でエアコン内部を乾燥させ、カビの繁殖を防ぐことができます。
部屋を換気して湿度を下げる
夏場は特にエアコンをつけっぱなしにすることが多く、窓を開ける機会は少ないですよね。
こまめに窓を開けて換気し、カビの胞子を外に出すことが大切です。
空気を入れ替えることで、部屋の湿度を下げてカビの発生を抑えることができます。
除湿機を設置するのも効果的です。
エアコンのカビから子供を守る方法【まとめ】
私達が気づかないうちに、エアコン内部にはホコリが溜まりカビが繁殖しています。
風邪だと思っている症状が、実はエアコン内部のカビやホコリが原因かもしれません。
エアコンを清潔に保つことで、子供を病気から守ることができます。
今まで治らなかった咳も、症状が改善するかもしれません。
エアコンをきれいにした後は、カビ予防も意識してみてくださいね。
エアコンクリーニング業者の比較や選び方は、こちらの記事をご覧ください。