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水回りが集中している洗面所は、油断すると床にカビが生えてしまうことも珍しくありません。
そのため、家の中でも洗面所の床はリフォームの依頼が多い場所。
カビを見つけたら、早急な対応が大切です。
この記事では、洗面所に生えたカビの取り方と予防法を解説します。
ご紹介する予防法は、主婦歴16年の私も習慣にしていることです。
自信を持ってご紹介できるやり方なので、ぜひ参考になさってくださいね。
タップできる目次
洗面所の床にカビが生える理由
洗面所の床にカビが生えるのは、カビの繁殖条件である温度・湿度・栄養分の3つが揃っているからです。
水濡れに強いクッションフロアが使われていることも多いですが、それでも他の部屋の床に比べてカビが発生しやすくなっています。
人間にとって快適な温度は、カビにとっても居心地のいい温度。
また、洗面所はお風呂やトイレも同じスペースにあることが多く、どうしても湿度が高くなってしまいます。
さらに、洗面所は毎日の洗顔や歯磨き・ヘアメイクなどで使うため、洗面台だけでなく床にもたくさんの汚れが付着します。
カビを生やさないためにはカビの繁殖条件を心に留めて、日頃から注意することが大切です。
洗面所の床に生えたカビの落とし方
洗面所の床はクッションフロアだけでなく、フローリングが使われている場合もあります。
ここでは、状況に合わせたカビの取り方をご紹介します。
作業するときは、力を入れすぎないように気を付けてください。
力を入れすぎて床を傷つけてしまうと、傷ついた箇所から新たに黒カビが発生する恐れもあります。
また、カビの繁殖が進む前に早めに掃除することも大切です。
クッションフロアの軽いカビは重曹で取る
クッションフロアは塩化ビニール素材のため、表面にできた軽いカビなら重曹で比較的簡単に取れます。
軽いカビを取るのに必要な道具
- 重曹
- 雑巾
- 柔らかいスポンジや古い歯ブラシ
水100mlに重曹小さじ1を溶かした重曹スプレーをカビ部分に直接吹きかけてから、スポンジや使い古した歯ブラシでこすってください。
カビが取れたら固く絞った雑巾で拭けば完了です。
メラミンスポンジを使う場合は、力加減に注意してください。
クッションフロアのひどいカビにはカビキラーを使う
ひどいカビにはカビキラーが効果的です。
しかし、水に強いクッションフロアでも、カビキラーは強力な洗剤のため素材を痛める恐れもあります。
薄めた洗剤をカビに吹きかけて30分程度時間を置いてから、固く絞った雑巾で拭き取ります。
薄めずに使う場合は、時間を置くのは2分程で大丈夫。
カビキラーは漂白効果が高いので、目立たない場所で色落ちしないか確認してから使うと安心です。
床がフローリングの場合はエタノールで取る
フローリングに発生したカビは、エタノールスプレーで掃除します。
重曹やカビキラーを使うのはNG。
カビキラーの使用により床が脱色する恐れもあります。
エタノールスプレーは殺菌作用が高い、濃度80%前後の物を選びましょう。
フローリングのカビ取りに必要な道具
- エタノール(濃度80%前後)
- 使い古した布
- 爪楊枝、古い歯ブラシ
まず、カビ胞子を広げないように静かに水拭きします。
水拭き後に、エタノールスプレーを吹きかけて乾拭きしてください。
フローリングの溝に入り込んだカビは、爪楊枝や古い歯ブラシで掃除します。
それでも取れない場合は、フローリングのワックス下までカビの根が張っているかもしれません。
ワックス剥離剤でワックスをはがした後、同じ手順でカビを取りましょう。
自分で取れない場合はフローリングのカビ取りを業者に依頼する
ここまでご紹介した方法でもカビが取れない場合、床材の奥までカビが入り込んでいる可能性があります。
自分で掃除するのは難しいので、無理せずカビ除去の知識が豊富な業者に相談しましょう。
洗面所クリーニングをしてくれる業者はたくさんあります。
主要な業者の特徴を比較してみたので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
洗面所の床にカビを再発させない予防・対策
一度床にカビが発生してしまうと、残念ながらカビの根まで全滅させることは困難。
だからこそ、またカビが生えてしまわないように日頃から予防を心掛けることが大切です。
ここではカビを再発させないための予防法をご紹介します。
どれも簡単で手間はかかりません。
家のルールにして、家族全員でカビ予防に取り組みましょう。
洗面所のドアを開けっ放しにして十分に換気する
カビ対策には十分に換気することが有効です。
換気することでカビ胞子を外に出すことができ、湿度を60%以下に保てば繁殖が難しくなります。
洗面所に窓がある場合はできるだけ窓を開けたままにしておき、十分に換気してください。
窓がない場合は、洗面所の扉を常に開けておけばOKです。
洗濯槽のカビの原因にもなるので、天気の良い日はできるだけ窓を開けて換気するようにしてください。
床に落ちた水滴はすぐに拭き取る
わずかな水滴だからといって、そのままにしてはいけません。
床が濡れているのに気付いたら、すぐに拭き取るようにしてください。
カビは空気中の水分と床に落ちた水滴の両方を使って繁殖します。
特に小さなお子さんがいる場合は、洗面所を使う度に水が飛び散って床を濡らすのもよくあることです。
わずかな水滴でも、すぐに拭き取ることを習慣にしましょう。
鏡に飛び散る水滴も時間が経つと取りにくくなります。
『洗面所の鏡が水垢で汚れる原因と掃除方法』で掃除のコツをまとめました。
難しくないことばかりなので、今からでも試してみてくださいね。
バスマットを床に置いたままにしない
うっかりバスマットを置きっ放しにしていたら、マットの裏や床にカビが生えてしまったというケースも少なくありません。
タオルで身体を拭くときに落ちた髪の毛や垢は、カビの栄養分となります。
バスマットは一人使用するだけでも、かなり濡れるもの。
使い終わったら、すぐに干しておくと安心です。
ただ、どんなバスマットでも使い終わったら干して乾燥させるようにしてください。
入浴後は浴室ドアを閉めて換気扇をつける
お風呂の湿気が洗面所にこないように、浴室ドアは開けたらすぐに閉めましょう。
お風呂を十分に換気しようと思って浴室ドアを開けておく方もいますが、実はこれは逆効果。
浴室ドアには通気口があり、ドアを閉めた状態で換気できるようになっています。
ですから、お風呂に出入りするとき以外は常に閉めておくようにしましょう。
洗面所をこまめに掃除する
洗面所はカビの栄養分となるゴミや汚れが溜まりやすく、こまめな掃除が必要な場所です。
洗濯物の部分洗いをしたり子供の上靴を洗ったりすると、どうしても洗剤や水しぶきが飛び散ってしまいますよね。
タオルやウェットティッシュ等でこまめに掃除して、カビの栄養分をできるだけ取り除きましょう。
洗面所の床に生えたカビの取り方と予防法【まとめ】
他の部屋に比べてカビが生えやすい洗面所の床。
もしカビを発見したら、すぐに取ることが大切です。
カビの繁殖スピードは速く、対応が遅れるとリフォームが必要になる場合もあります。
自分でカビを取るのが難しい場合は、プロに相談しましょう。
汚れがたまっている時も掃除は業者に依頼して、他の家事にあてた方が効率がいいですよね。
カビをきれいに取った後は、新たにカビが生えてこないように洗面所の換気と掃除をこまめにしてくださいね。